タイトなスケジュールの中でも古都金沢らしさを楽しみたくて、
夜もうろうろしに茶屋街へ繰り出す我々。
といっても、お茶屋遊びする甲斐性があるわけでもなく
お茶屋遊びに来てる人を見に行きます(笑)
金沢駅からバスで10分ほどだったかな。
夜の金沢はネオン激しい街はなく、暗がりにぽっとともるガス灯のような灯り。
観光客でざわつくところもなく大人の静けさです。
バスを降りて浅野川沿い、
案内看板には「主計町」とあります。これで「かずえまち」と読む。
このあたりに加賀藩士「富田主計」という人の邸宅があったのが町の名前の由来だそうです。
そして、浅野川を渡るとそこは「ひがし茶屋町」。
こちらは同じく江戸時代からお座敷を楽しむ金沢の花街としてにぎわった町です。
どちらの町も今もお茶屋さんがあり、芸子さんが10名前後いらっしゃるとか。
残念ながら歩いてらっしゃるところにはお目にかかれませんでしたが
三味線の音が聞こえたり、風情ある街です。
古い建物の趣を利用してあちこちに割烹料理などお座敷を楽しむステキなお店があり
「次はもうちょっと調べてこの辺で夕食もいいなぁ」と興味津々。
和食はもちろん、イタリアンもフレンチもありました。
旅先の店選びって佇まいとか、辺りの風景とか込みで決めたいですから
ネットの情報だけで行くとがっかりすることもよくあります。
こうして来てみるといい場所があるもんです。
ひがし茶屋町では宴会帰りの紳士たちの集団に遭遇しました。
高そうなハイヤーが何台もやってきて回収して去っていくとしんと静まりかえり
通りは私たちだけに・・・夜はほんとに静かです。
京都も祇園とかあるけどさ、
一大繁華街の中だからこんなに風情はないよ(苦笑)
昼間に行くならひがし茶屋町。
お土産やさんやカフェもあって写真を撮ったり観光気分で行くにはぴったりの場所です。
夜ならどちらも人の気配を感じながら本当の茶屋町らしい風情を感じられておすすめです。
帰りのバスの最終時間に気をつけて夜の散歩を楽しんで下さい。